これは便利

去年、飛行機に乗るときにチケットレスサービスというのを使ってエラク感動したら、
「そんなもんも知らんのか」と呆れられた事がありました。
インターネットで券の予約をして、搭乗日にはクレジットカードを機械に入れるだけで
券が取れる。スゲエ!

でもまあ、これが普通らしいです。もはやこのシステムは「便利」じゃなくて
「普通」になってるようです。便利が浸透すると、普通になって、次の便利を
探そうとするわけです。パソコンや携帯電話もそうだったわけです。SUICAもそうだし、
I-PODもそうだし、あとは思いつきませんが、そんなもんいくらもあるでしょうよ。

で、これからどうなるかというのを考えると、恐ろしいなと思うわけです。

ITの会社が全盛で、楽天とかライブドアが良くも悪くも脚光を浴びております。
IT会社の考えてるのは、無駄なことをいっさいやめて、利益の出ることを一生懸命
考えて、これこれこういう事をすると、今よりもっと便利になって、金も入って
みんなもウレシイ。どうです、いいでしょう。ということなんでしょうなあ。

食うにも困らんどころか、世界中のいろんなモノが食えるようになってますし、
電気もガスも通ってるし、電話も一人一台もって誰でもいつでも連絡取れるし、
パソコンで必要以上にいくらでも情報がすぐ入るようになって、これ以上便利になったら
なにがいいのかわからんし、そういう「便利」が浸透して「普通」になってくんだったら、
もうあたしゃついてけねえなと思うんです。

新幹線が通ってから、東京と大阪が近くなって、便利になったかと思えば、
東京と大阪の行き来が激しくなって、サラリーマンはもっと忙しくなった。
携帯電話で僻地でも連絡つけられるし、ITで瞬時に取引ができるようになって
仕事がスムーズになったかっつったら、どんどん仕事のスピードが速くなって
どんどん忙しくなってしまいました。IT化でもっと「便利」になって人間のついていける
速さじゃなくなってしまったらサラリーマンはみんな参ってしまうでしょう。
それを便利といえるのか。

さっきの空港の話だと、インターネットで券の予約してすぐ買えるのは便利だけど、
券くらい空港で買ったっていいじゃねえかとも思います。
もうこれ以上は便利にする必要がないんじゃないのと、これ以上の便利は
くびも絞めかねないことになるんじゃないの。と思うわけです。
いろんなものを急いでやって、すぐ死んじゃうようになったら本末転倒よ。ということです。

あと、偉そうなこというと、文化的なもんもどんどん消されてしまうと思いますよ。
たとえば、正月の餅つきなんてのは風流ですが、電動餅つき機ができてからは
そっちのほうが主流となっておるわけです。
そのうち、もち米がバイオかなんかで改良されて、いきなり餅がなる植物がでてきたら、
それはそれは便利だけど、相当ツマランな。と思うんじゃないかなあ。
いいたとえではないですが。

ちょっと不便なくらいがちょうどいいんじゃないのという気もしますよ。
とても技術関係の会社に勤めているやつのいうことではないかと思いますが。
考えが古いのでしょうか。どうですかね。

長々とシツレイしました。
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by IzawaHeavyInd | 2005-10-30 02:17 | 手記
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